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生を諦めない~長男の出産

6月7日は長男の2歳の誕生日でした。
2年前、長男は北九州市にある
「なかむら産科医院」で産まれました。
この産院では、
極力医療介入をしないお産を理想としていて、
分娩台はひとつもありません。
みんな畳の部屋の布団の上でお産します。
私は、どうしても子連れでの通院になるので、
保育室が併設されていたこの病院を選んだのですが、
結果的に、この病院で産んで良かった!と心底思っています。
そのくらい、長男の出産は神秘的で、
生命の力強さを感じることが出来たのです。

陣痛は朝、突然やってきました。
早朝6時に出勤の主人にいってらっしゃい、と言った時は普通でした。
でも、7時頃から何となくお腹の張りが怪しい…;
起きてしばらく様子を見ていたのですが、
お腹の張りがどんどん強くなってきているので、
陣痛と判断し、子供たちを起こし、
次女の着替えは当時年長さんだった長女にお願いして、
タクシーを呼んで、3人で病院に向かいました。
車中で主人に電話。
「今、病院向かってるから(゜◇゜;)」
「なんで?(・∀・)」
生まれそうなの!!(≧◇≦);
「マジで?(||゜Д゜)」
予定日までまだ17日ありましたし、
朝、私が普通だったので仕方がない反応ですが(^_^;)

そうこうしてるうちに病院に到着。
奥のお産の部屋に通されました。
先生や助産師さんから言われていたことは、

いきまないで下さい

いきむな、とは?(;・д・)
つまり、赤ちゃんは自ら産まれてくる力を持っているので、
赤ちゃんの動きに合わせ委ねる方が、
赤ちゃんも苦しくない(母体がいきむと筋肉が緊張して苦しくなる)
と言うのです。

私は上の2人は分娩台で産んだので、
初めは布団の上に普通に座り、
助産師さんに寄りかかるような態勢をとっていたのですが、
四つん這いの方が絶対楽よ!(重力に逆らわない、ということらしい)
とのアドバイスを受け、
大きな四角いクッションにしがみつくような形になりました。
そして、いきみ逃し。
でも、陣痛がきたら、いきみたくなりますよね~(>_<);
それでも、赤ちゃんの動きに委ね、私は合わせるだけ。
いきまない、いきまない!
と思っていたら…

「ああぁぁぁ!!!」

すごい叫び声が((((;゜Д゜))))
もう、顎が外れるんじゃないかと思うくらい大きな口を開けて、
叫んでました;
でもいきまないようにしようとすると、どうしてもそうなっちゃうんです。
助産師さんは、「とっても上手ですよ!」
と励ましてくれました。

そんな母親の姿を見て、次女はべそをかいていましたが、
長女は落ち着いていて、(というか、楽しんでいた?(^_^;))
次女とおにぎりを食べたり、遊んだり、
時にはうちわで私を扇いでくれたりしました。

こうして、いきみ逃しの雄叫びを続けること1時間。
着ている服もしがみついていたクッションも汗でぐっしょり。
私もさすがに辛さがピークになってきました。
でももちろん、ここで諦めるわけにはいきません。
赤ちゃんが必死に頑張っているのです。
大きな陣痛がきました。
私は大きな声を出しながら、赤ちゃんが産道を旋回するのを感じました。
頭や肩が通っていくのが分かります。
あぁ!もうすぐだ!!
次の陣痛。
赤ちゃんがまるで押し出されるようにするっと産まれ、
泣き声がしました。
そして、四つん這いになった足の間から、
へその緒がついたままの我が子を手渡されました。
赤ちゃんは…ほとんど血の付いていない、
真っ白できれいな肌をしていました。
顔をくしゃくしゃにして、体を震わせて泣いています。
思わず涙が溢れました。
ありがとう、と何度も言いました。

その後、赤ちゃんはへその緒を付けたまま、
私の横に寝かされました。
長女も次女も、かわいい!と言いながら、
新しい命をのぞきこんでいます。
私も、産まれたばかりの我が子を見ながら、
命の誕生の神秘を、今一度噛み締めていました。
確かにこの子は、まさに生きようと自ら産まれてきた。
私が産んであげた訳ではない。
産まれてきたのだ…

その後、主人が病院に到着するのを待ってから、
主人と子供たちでへその緒を切りました。
予定日より17日早かったのですが、
3370グラムの立派な男の子でした。

こうして私は、3人目の出産で初めて、
自然体で生む事を体感出来たのです。
これが初産だったら無理だっただろうな、と思いますが、
私の人生の中で、このような高尚とも思える体験を出来たことは、
とても意味の深いことだと思うし、
私のお腹に宿ってくれた長男に感謝しています。
長女と次女にも、命の誕生を見せることが出来て良かったと思っています。
この先、生きていく中で、
もしも命について考えるような時があったら、
弟が一心に生に向かって産まれてきたことを思い出してほしい。
そしてこの母も、全身全霊で出産に挑んだことを。
そうやってあなた達3人、私たちのもとへやってきたのだから。

長男の出産を振り返って、
たとえ乳がんだからと言って、
やはり私が、生きることに諦めを見いだしてしまってはいけないと、
改めて気が付きました。
7日にはなかむら産科を訪れ、先生にも言ってきました。
「また来年も遊びに来ます!」
必ず、子供たちの成長を見せに、
そして私の元気な姿を見せに、
この産院を訪れ続けたいと思います。 


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プロフィール

まゆさ

Author:まゆさ
38歳の夏 三人の子育てに追われる中、
ステージⅣの乳がん宣告を受けました。
落ち込んでいる暇はありません。
乳がんとともに、元気に生きていきます!!
 

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