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信念を持って

先日、バリでダイビング中の邦人が遭難・漂流した事故。
未だインストラクターだった高橋祥子さんが行方不明のままです。
実は高橋さん、学生時代の後輩なんです。

事故の一報をテレビのニュースで見たとき、すぐには後輩だと分かりませんでした。
主人に言われて思い出しました。
学生の時、ほんの一時期でしたが、一緒にご飯を食べたり、スポーツで汗を流したりしました。

人懐っこい感じで、明るくてかわいらしい印象でした。
社交的で、誰とでも仲良くなれそうな感じでした。
交流があったのはその時だけで、その後彼女がどうしていたかは知らなかったのですが、
調べてみたら、大学卒業後すぐにバリに移り住み、
そこで自分でダイビングショップを経営していたようです。
バリの方と結婚し、仕事もまずまず順調で、
時々海外旅行を楽しみながら、幸せに暮らしていたようです。

そして先日の事故。
経営者、そしてインストラクターという責任を果たして、彼女は今も見つかっていません。
(一部報道では、助かった方を岩場に押し上げて、
最後の一人(亡くなった方)を押し上げている時に波にさらわれたとあります)
責任者なんだから当たり前の行動だという人もいるかもしれませんが、
はたして自分だったらそれが出来るか?
私には自信がありません。

でも、彼女がどうしてそれが出来たか?
その理由なら分かる気がします。
おそらく、彼女には信念があったのだと思います。
バリでインストラクターとして生きた十数年。
その中で、貫き通す信念を、得ていたのだと思います。
35歳で突然絶たれた人生ですが、
信念を持って生きたことは充分に意味のあることだと、私は思います。

そして、今回のこの事故で改めて思ったこと。
それは、「死」は決して他人事ではない、ということです。
もしかしたら、明日交通事故に合うかもしれないし、
突然の天災に遭遇するかもしれません。
明日のことなど誰にも分からない。
自分が「数パーセントの確率」側の人間にならない保証など、無いのです。

だから、「信念」を持つことはとても大切なんだと思います。
何の気なしに生きるのではつまらない。
いつ終わるのか分からない人生だから。
「信念」を持って、色鮮やかに生きようじゃないか。

後輩に、こんなふうに言われたような気がします。
引き締まったよ、祥子ちゃん。
私も頑張って生きていくからね!



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STAP細胞②

前回STAP細胞の記事を書きましたが、
iPS細胞の山中教授が、「iPS細胞に誤解がある」とのコメントを出していたようで、
私の記事でも誤解がないように追記したいと思います。

前回、iPS細胞には癌化の課題がある、と書きましたが、
それは作成の発表当初の話で、
今は癌化する方法を採用していないようです。

また、私はiPS細胞よりもSTAP細胞が優れていると言いたかったわけではないので、
誤解のないようにお願いします。

STAP細胞は、万能細胞として今歩き始めたばかり。
未知の可能性を秘めている存在です。
一方、iPS細胞は着々と実績を積んでいる状態。
その二つを比べることは出来ません。

いずれも、今後の医学の進歩に大きく貢献することでしょう。
そして、少しでも多くの病気で苦しんでいる人が救われる未来が、
きっとやってくると信じて。
お二方を応援したいと思います。


STAP細胞

STAP細胞の作製に成功。
先週、すごいニュースが飛び込んできました。

STAP細胞とは・・・
詳しくは理化学研究所のHPをご覧ください。(http://www.riken.jp/pr/press/2014/)
ここで簡単に説明しますと、ノーベル賞を受賞した京大の山中教授が作製したiPS細胞は、
受精卵の細胞にいくつもの遺伝子を組み込み、ある程度の期間培養して、
細胞が分化する前の段階、つまり初期化することに成功したもの(万能細胞)なのですが、
話題のSTAP細胞は、リンパ球の細胞を、弱酸性溶液に浸したり、試験官に入れて振ったり、
つまり刺激(ストレス)を与えることで初期化、しかもiPS細胞よりも前の段階まで戻れた、
という嘘のような!?素晴らしい発見なのです。

それに、私たち癌サバイバーにとっても興味深い研究結果が出ており、
iPS細胞は、どうしても遺伝子に傷をつけてしまうことがあり、
何回も続けるうちに癌化してしまうものが出てくるのでそこが課題だったのですが、
STAP細胞には癌化が見られないそうです。
癌化の抑制の研究にも役に立つかもしれないとのこと。ここは大いに期待したいです!
今現在、癌と戦っている私たちに恩恵があることは難しいかもしれませんが、
癌治療の将来に、一筋の明るい光が差し込んだことは、素直にとても喜ばしい事です。

そして、このSTAP細胞の作製に成功した小保方博士。30歳の若手でしかも女性。
ということでメディアでは妙な騒がれ方をして気分を害してしまったようですが、
実は私も、業界用語でいうならば「リケジョ」出身。
なので、彼女の出現に正直とても驚き、そして拍手喝さいを密かに送った一人であります。
「研究」という世界は、「女性」というだけで色眼鏡で見るような研究者が、
特に高年齢の力のある方に少なからずいたりします。
その中で、自分の信念を貫き通し新たな発見をした小保方博士。
そして、その小保方博士をサポートした研究グループの先生方に、
尊敬と称賛の拍手を送りたいと思います。

ですが、私が小保方博士に注目した訳は「リケジョ」の他にもあります。
小保方博士がなぜ再生医療の研究の道に進もうと思ったか?
それは「人の役に立てるから」と思ったから、なんだそうです。
(確か山中教授も同じ事をおっしゃってました。)
現に私のような癌患者の励みともなっています!これだけでも素晴らしいことです。
この想いを根底に、日々研究に勤しんでいたことを知り、
更に応援したくなりました。

「誰かのためになりたい」という想いは、
人の躍動のエネルギーとしては最も純粋なものの一つだと、私は思っています。
この純粋に人を想う気持ち。
小保方さんには、この気持ちを大切に、これからも研究を頑張って欲しいと思います。
(もちろん、メディアへの対応を見て、真の研究者だ!と思いましたよ^^)
そして、小保方博士のような天才だって、私のような一般市民だって同じです。
私も「誰かの役に立ちたい」という気持ち、大切にしていきたいと思います。



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DOC3回目

今日(日付が変わったので昨日ですね)は3回目のDOCの点滴がありました。
前回、埋め込んだポートの調子が良くなく、
最初薬の落ちが悪くて何回かさし直したのですが、
今回も少しだけ落ちが悪かったですがさし直すほどでは無く、
時間もほぼ予定通りに終了しました。

帰ってきてから体調は良いです。食事も普通に取れました。
今後、口内のしびれがどうなるか、少し心配ですが。
体調が良いからと言ってあまり調子に乗らずに^^;
(ママ友にも指摘されてしまったので;)
今週一週間は静かに過ごしたいと思います。

それと、手術の日程が決まりそうです。
4回目のDOCが、何もトラブルがなければ3月1日で、
手術日は3月26日。入院はその前日からになるそうです。

いよいよです!
抗がん剤が良く効いて、手術もうまくいきますように。。。



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私は元気です!

前回、ちょっと弱気な記事を書いてしまって、
ご心配をおかけしてしまったようで。
ごめんなさい、私は元気なので、心配しないで下さいね!

先々週、副作用で辛かったので寝てることが多くて、
人間、暇だと余計に色々と考えてしまうものです。
そういう時ってマイナスな感情も湧いてきてしまうもので。
でも、いつでも前向きに明るく頑張る姿が、
癌サバイバーの真の姿ではないはず。
前回は抗がん剤の治療の何が辛いのかを残しておきたくて、
書いた記事です。

特に、医療が進んでいる現在では、
副作用が以前より軽くなっているので、
はた目からみると辛くは見えないと思います。
もちろん、確実に以前よりは辛くないし、
とても有りがたいことです。
ですが、肉体的辛さが楽になっても、
自分の体に巣食っている存在がある、という恐怖、
それが、精神をもろくさせてしまう、
という状況は、今も昔も変わらないと思います。

でも、気持ちから負けてしまってはいけない、とも思います。
なので、こうやってブログに書くことで、
気持ちの整理も出来ますし、
コメントの交換で励まし合うことも出来ます。
友人から心配の声や励ましの言葉をもらい、
皆さんに支えられて、
私は今日も元気に、前を向いて頑張ることが出来るのです。

皆さん、本当にありがとうございます。
私は幸せ者です;;
きっと元気に、この状況を乗り越えてみせますので!
これからも温かく、見守っていて下さいね!



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プロフィール

まゆさ

Author:まゆさ
38歳の夏 三人の子育てに追われる中、
ステージⅣの乳がん宣告を受けました。
落ち込んでいる暇はありません。
乳がんとともに、元気に生きていきます!!
 

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