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ホルモン剤変更とCYP2D6遺伝子について

治療と体調についてですが、
実は8月の腫瘍マーカーの値が上がっておりまして…_| ̄|○

下がったのは7月だけで、8月は一気に164に上昇。
しかもCEAの値も5.3と基準値超えしてしまいました。(基準値5.0以下)
これでさすがに、ノルバデックスは効いていないと判断。
ホルモン剤がフェアストンに変更になりました。

★ホルモン剤について
ホルモン剤について詳細を書いたことが無かったので、
ここで一度詳しく説明します。
乳がんには女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)受容体が陽性のタイプがあり、
(乳がん全体の7割程度)
私の場合は2つのホルモンが陽性です。
陽性ですと、分かりやすく言えば、そのホルモンを餌にして癌が大きくなります。
なので、女性ホルモンを与えない状況を作ればいい訳です。
私がこれまで服用していたノルバデックス(成分名はタモキシフェン)は、
女性ホルモンより先回りして、
癌のレセプターを埋めてしまうように作用します。
(抗エストロゲン剤と言われます)
結果的には、女性ホルモンを与えないことになりますね。
ノルバから変更になったフェアストン(成分名はトレミフェン)も
同様に作用するホルモン剤です。

でも、やっぱり気になるのが元の女性ホルモンの状態。
体内で相変わらず生産されていたら、
せっかくの抗エストロゲン剤の効果が半減してしまいます。
そこで、 LH-RHアゴニスト 製剤
と呼ばれるものを皮下注射されている方も多くみられます。
この薬は閉経前に限るのですが、
卵巣でエストロゲンを作ることを促す下垂体のホルモンの働きを抑える作用があり、
その効果は卵巣除去処置とほぼ同等だそうです。
私の場合、術前化学療法で生理が止まったまま、
ホルモンの量もはかりましたが少なくなっていたので、
ノルバデックスだけの処方となりました。

また、閉経後となると、
エストロゲンが、副腎から分泌された男性ホルモンをもとに
脂肪組織などで作られます。
そこで、 男性ホルモンからエストロゲンを作るときに必要な酵素
(アロマターゼ)の働きを抑える“アロマターゼ阻害剤”が
有効であると考えられます。
このホルモン剤を投与すると、
体内の脂肪組織や乳がん近くに存在するアロマターゼの働きが阻害されるので、
エストロゲンの産生が低下し、ホルモン依存性の乳がんの増殖が抑制されます。

★なぜ私にノルバデックス(タモキシフェン)が効かなかったのか。 
他のブロガーさんを見てみても、
ノルバデックス(タモキシフェン)を服用されている方、多いですよね。
私の場合も、ノルバが有効と踏んでいたのですが…
残念ながら効果が得られませんでした。
このタモキシフェンが効かない人は、 全体の3割ほどいるらしいです。
そして、この効かない理由としていくつか報告されているのが、
「CYP2D6遺伝子」の存在です。

薬を肝臓で分解する力には個人差があります。
タモキシフェンを服用すると、肝臓にあるCYP2D6という酵素で代謝(分解)され、
高い活性を持つ代謝物エンドキシフェンに変換されなければなりません。
しかし、CYP2D6には多くの遺伝子タイプのバリエーションが存在し、
CYP2D6の代謝機能が低い、
もしくは代謝機能を全く持っていない遺伝子タイプを持つ人の場合、
タモキシフェンの効果を得にくいのではないか、と言うのです。
これらを示す論文や調査結果も多数あり、
独自でこのCYP2D6遺伝子を調べてくれる所もあります。

しかし、乳がん診察ガイドライン(2013年度版)では、
「CYP2D6遺伝子多型をタモキシフェンの治療効果予測検査として
調べることが勧められるか」は、
「基本的には勧められない」となっています。
それは、多くのCYP2D6遺伝子と予後についての報告が海外のものであること、
アジア人での臨床結果では、予後と関係ない、とする報告もあり、
断定せずにグレーゾーンにしているようです。

ですので、CYP2D6遺伝子の検査は、
病院側から勧められることは、あまりないと思います。
私の主治医は、直接聞いたわけではないですが、
CYP2D6遺伝子の影響を否定まではしなくとも、
重要視するものではないと、判断しているようでした。

ですが、私個人的な見解としては…
CYP2D6遺伝子の検査をしてみても良かったのではないか、
と思っています。
私はノルバデックス(タモキシフェン)を5ヶ月間服用しました。
その間効いていなかったわけですから、
当然、癌は進行してしまいました。
(癌の進行については、また別記事でアップします)
この5ヶ月…私にとったら、とても大きいです。
出来ることなら、もう数ヶ月でも早く、
フェアストンに切りかえたかったと、
今では思ってしまいます。
(フェアストンにはCYP2D6遺伝子とは違う遺伝子が作用するそうです)
また、これは余談ですが、
副作用が少ないと効きが悪い(つまりCYP2D6遺伝子が作用していない)、
という情報もネットでみかけ、
私は副作用が全く無かったので、先生に聞いてみたことがあるのですが、
キッパリと「そんなのウソです!」と言われてしまいました(||゜Д゜)
ですが、今ノルバデックスからフェアストンに変わって、
若干、更年期障害の症状(副作用)が出てきています。
うぅ~ん、これをどう解釈するのか…
私の体に関して言えば、CYP2D6遺伝子の代謝が悪かったのかなと。
そう考えると納得もいくわけです。

ですが、難しいのが、それは「今」だから言えること。
その薬の効果は、やってみないと分かりません。
後から効きが良くなってくる場合もあるでしょうし、
個人差も大きいのだと思います。
なので残念ですが、またまた運が悪かったと
思うしかないのかもしれません。
それでも、その薬がその人に効くかどうかの見極めは
癌患者にとって非常に重要であることは事実。
少しでも無意味な投薬がなくなるよう、
今後も様々な事が解明されるよう、期待したいと思います。

※CYP2D6遺伝子の検査を勧めるわけではありません。
まだ分からないことも多く、
CYP2D6遺伝子の代謝能が低いからといって
薬が効かないとは一概には言えないようです。
今回は飽くまでも私個人の見解ですので、
気になる方は、主治医と良く相談されてみて下さいね。



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Comment

ホルモン剤治療

こんにちは、一度コメントさせて頂いたままです。ご無沙汰を致しております。まゆささんが
更新されたら必ず読んでいます。とても解りやすい文章で
はっきり言って 一人目の主治医
、二人目の主治医の説明よりもよく解ります。
flowerさんは ホルモン依存型の乳癌なんだから ホルモン治療して、当然でしょ?はい、これ。
みたいな説明程度だったような
?。私は手術のみで良かったの
ですが 術後治療方針を決めないと退院させられない と言われ
渋々タモキシフェンとゾラテックスという生理を止める注射を
受けてましたが 半年で 止めました。主治医が別病院に行き
乳腺外科も閉鎖になったので
転院、そちらでもタモキシフェンを処方されましたが マーカーが上昇していたので(私の場合CEA)やはり半年で中止。
手術した病院が乳腺外科を再開
したので 古巣に戻り三人目の主治医と出会いました。その頃には 閉経していたので ホルモン剤は経口薬のヒスロンH
とフェソロデックスという注射
、骨転移の補強にランマークを
組み合わせた治療になりました。マーカーは100越えから基準
値内になりました。
二年間続けて、最近ちょっと上昇してますが、、。
閉経後が推奨のフェソロデックスは 例外的に閉経前も
使う事があるそうですが。。
私は列記した治療から次の治療は 何もしてませんでした。
まゆささんも、五ヶ月を無駄に
費やしたという気持ちはあるかも知れないですが、きっと合う
治療薬に出会えますから
ご自分の身体を信じて下さいね!

ご無沙汰してます

ホルモン剤を飲んでいる割に副作用に関する記述が見当たらなかったので、
副作用が軽いのかな?と思っていましたが…
次のホルモン剤が効いてくれるといいですね!

私は今日、抗がん剤を投与し始めてから初めてエコーを撮り
CTも撮りました。明日の外来で
何て言われるかドキドキです。
治療を始める前に撮った画像と比べて
少しでも小さくなっていれば嬉しいです。

涼しくなってきましたね。
風邪などひかないよう、お互い気をつけましょう!

きっと見つかる!

こんばんは~
ホルモン剤ね…
6年間ホルモン剤だけで来てるから、さすがにあたしもマーカー値はかなり高いよ~。

直ぐにでも抗がん剤に移行って感じではないけど、そろそろ考えない? って聞かれては首を縦には振らへん日々…(^^;)

閉経前ホルモン剤が少なすぎやねん!
もっと増えてくれたらええのに…。

閉経後は結構あるって先生が言うてたよ(勉強不足でどんだけあるか分からへん(笑))
抗がん剤で閉経するから、その後閉経後ホルモンを使っていってもいいねって、今後の治療法を昨日話してきたところやってん。

まゆささんに合う薬、絶対見つかるよ!! 先生信じて諦めずに探そう!
子供たちの為にもくたばってたまるか!! 一緒に頑張ろなぁ~(≧∇≦)b

Re: ホルモン剤治療

flowerさん、こんばんは!(*^^*)

いつもブログを読んでくれていると、
ありがとうございます(*^^*)
嬉しいです(≧∇≦)b
flowerさんもタモキシフェンがあまり効かなかったのですね。
他の方のブログを覗いてみても、
術後タモキシフェンを処方されて、順調に過ごしている方が多いようで、
(それぞれ副作用などはあると思いますが)
自分がちょっと損している気分になっていたのですが(・_・、)
flowerさんの投薬過程を読んで、
自分だけじゃない!と前向きになれましたし、
とても参考になりました。
そうですよね、きっと自分にあった治療法がありますよね!
希望が持てましたo(^-^)o
ありがとうございました(*^▽^*)

Re: ご無沙汰してます

aimoriさん、こんばんは!

ノルバデックスでは、全く副作用がありませんでした。
何となく、自分でも効いてないような気がしていたんですけどね(・_・、)
薬を変えてからは、ホットフラッシュのような症状が少し出てきています。
効いているのかな?そうあって欲しい!

今、更新したブログ読みました(^_^)b
CTの結果も順調そうで良かったです!
ドセの副作用もこれ以上ひどくなりませんように。
ラスト1回、頑張って下さいね(^o^)/

Re: きっと見つかる!

にこさん、こんばんは!

いつも励ましのコメント、ありがとうございます(*^▽^*)
にこさんは6年ノルバなんですね。
あー、出来たら抗がん剤じゃなく、ホルモン剤で続けていきたいですよね。
お気持ちすっごく分かります。
私が今服用しているフェアストンは元々は閉経後のものみたいです。
化学療法の時から生理ももどっていないし、
事実上閉経と見なされているようです。
そうですよね!子供達のためにも、
なんとしてでも合う治療法を見つけないと!ですよね。
またまたにこさんにパワーいただきました(≧∇≦)b
はい!一緒にガンバります(^o^)/
ありがとうございました(*^▽^*)

No title

こんばんは。
私の場合。
2011年1月乳がん発覚。2月からノルバデックス、後にタスオミン、遺伝子検査を受けて「低代謝」と出たためアナストロゾールに変更。
私は、怖がりなくせに知りたがりで、自分が罹患した時、乳がんについて無知であったという反省から、書物やネットで情報を入れ、わからないことは主治医に聞いて知識を入れる努力をしています。
乳がん発覚後、手術、抗がん剤、放射線を経て現在に至ります。
ホルモン治療をしていても、再発する人はホルモン剤が効かない人、との記述を見つけ、自分が効かないタイプだったら・・・という不安から、CYP2D6の遺伝子検査を受けました。
残念なことに低代謝、という結果が出たためAI剤に変更しました。
主治医は「よく効くと思って処方していたけれど、患者さんが疑うなら変えましょう」と希望を聞き入れてくれました。
副作用はしっかり出ています。
ノルバについては、抗がん剤と併用だったので、どの症状がどの薬のせいかはわかりません。
私は「効かない薬を飲んでいるかもしれない」という不安が消え、効きにくいという結果は残念でしたが、自分が納得して薬を変更できたので、調べてよかったと思います。

No title

こんばんは!
拍手コメントの方におくりましたけど、やっぱりこちらに。

ホルモン療法の事すごく詳しくて勉強になりました。 私あんまりよくわかってなかったかも。 それから私の病院では(ハワイです)マーカーをしてくれなかったんです。
理由は「正確ではないから」って言ってました。 上がってたりするとすごくショックですよね。 薬を変えるっていいことだと思います。 私の場合、最初のタモキソフィンがあまりにも副作用がひどくて、一度中止しました。 その後子宮と卵巣手術をしたので(閉経)と全く同じ状態になったのでアルミデックスにしました。 こちらは副作用あまりなかったのですが10年飲みました。
今度の薬効きますように!! がんばってくださいね!

Re: No title

アクリルブルーさん、こんばんは!

アクリルブルーさんは遺伝子の検査を受けられたのですね!
ご自分が納得して受けられていること、
主治医も患者の意見を尊重していること、
非常に理想的だな、と思いました(*^^*)
私も、実際に受けられた方の意見を聞けるのは、とても嬉しいですし、
参考になりました。
CYP2D6遺伝子の影響に関しては、
お医者様の間でも意見が分かれるところなのでしょうか。
臨床試験の結果もまちまちのようで…
いっそのこと、検査を標準化して、
まさしくアクリルブルーさんのように、
その後の治療方針は患者に委ねる、
というふうにしてはダメなのかな~、と考えてみたりします。
そんな簡単じゃないのでしょうけどね(^^;)

CYP2D6遺伝子に関しては、
日本人にとって考慮すべきものなのかどうか、
出来るだけ早く、明らかにして欲しいと願います。
アクリルブルーさんの貴重な体験談をありがとうございました(^o^)/

Re: No title

tomotanさん、こんばんは!

はぁー!わたし、最近全く拍手コメントを確認していなくて(゜ロ゜;ノ)ノ
大変失礼しましたm(_ _)m

主治医曰わく、私の場合、マーカーの値が信用できる人、なんだそうです。
確かに、他のブロガーさんの値と比べてみても、
自分は顕著に(すぐに)マーカーに現れているように思えます。
人によっては全くマーカーに現れない人もいるようです。
tomotanさんは子宮などの手術を受けられているのですよね。
本当に大変だったと思います。
今はLH-RHアゴニスト製剤があるので、
医学の進歩は有り難いな、と思います。
今回処方されたフェアストンも、元々は閉経後のお薬だったようですが、
ここ数年で閉経前でも有効とのデータが出た?とかで、
タモキシフェンがダメだったらこれ、となったようです。
日進月歩の癌研究、やはり有り難いです。
あとはコレがわたしに効いてくれると言うこと無し!なんですが。
今度こそ!期待したいと思います(^_^)b

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プロフィール

まゆさ

Author:まゆさ
38歳の夏 三人の子育てに追われる中、
ステージⅣの乳がん宣告を受けました。
落ち込んでいる暇はありません。
乳がんとともに、元気に生きていきます!!
 

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